伏見様及び読者の皆様:
片目のダヤンです。気分が「ノッテイル」時期は、記事投稿が増えます。
多分、アタマがちょっと冴えているんでしょ。昨日、でれでれ草の英語塾・第29回目で綴った人物に会う前に、取引先の社長と懇談していました。
現在、私は3社の企業と取引しているけど。今回、私に中国人社長を紹介した会社とは、今年の6月を目安に契約を打ち切るつもり。
災い転じて福となすのではなく、「禍転じて遺恨を残した」のがその理由。
この社長は私の影響なのか、NYT(ニューヨーク・タイムズ)を午前中に読むことを日課にしている。
日本では、ジャパン・タイムズ社が委託印刷している。「XXXさん(私の名前)、この記事の『真意』って何でしょうか?」
その記事の写真には、あの投資家のジム・ロジャース(74歳)がチャイナ服に自己のトレードマークである「蝶ネクタイ」を付け、
香港の金融機関*で講演している姿が掲載されている。記事のタイトルは、「北朝鮮に通じるデコボコ・ガタゴト道」(Bumpy Road to North Korea)。
記事を執筆しているのは恐らく、中国系の女性記者。それもアメリカではなく、イギリスで教育を受けたと、推察。
何故なら、英語表現が超イギリスっぽいから。*恐らく、HSBCでしょ。日本には、東京日本橋に支社あり。
「ボクは、昔からこんな投機屋なんて信用していないけど。コイツの真意って何処にあるのか?と、思って」確かに、
金正恩が若いから外国からの投資には積極的で、外国からの投資は大歓迎とのジム・ロジャース発言は、非常に懐疑的でアヤシイ。
だって、投資しても絶対確実なリターンの保証が無ければ、誰もカネは出さないから。
もっとも、学校で国際経済や国際政治を学んでいる学生もこんなレポートは、書かないハズ。
私は、社長に「世界地図」はお持ちですかと訊くと、彼は直ぐに社長室のテーブルの上に持って来てくれた。
私が中国大陸やロシアと朝鮮半島のページを開くと、北朝鮮の三つの港を指差した。
「ナンポ港」これは黄海(ホワン)に面していて、首都平壌の直下。中国の大連港・天津港・煙台港・青島港から約半日の航海距離。
次は、日本海に面している「ハムフン港」と「チョンジン港」。この二つの港は、ロシア・ウラジオストクから中国と同じ、約半日の航海距離。
社長は、熱心に教授の講義を一番前の席で拝聴する学生顔負けで、ファイロファックスに私の発言を書き込んでいる。
「ジム・ロジャースの記事を拡大解釈すると、中国とロシアは海運・物資を通じて、北朝鮮に積極投資をしている。
そのチャンスを見逃すな!(Don’t miss the boat!・イギリス英語表現)かもしれません」
「そして、カネ(外貨)のない北朝鮮は必ず、バーター取引(品物との物々交換)をしている。
それが石炭なのか?レア・アースなのか?軍事物資なのか?麻薬なのか?私には判りませんが。
でも、ジム・ロジャースはその糸口を確実に掴んでいる。そんなところでは、ないでしょうか?」
「それと、ジム・ロジャースはそのバーター取引をリクワデイト(現金化すること・liquidate)することを思い付いたのでは?
例えば、中国やロシアと北朝鮮間の海上航路や海上運賃を国際債券市場で債券化することは容易です」
すると、社長曰く「やっぱり、XXXさん(私の名前)は凄い。そこまで、読み解くとは」でも、
これくらいのことは、海運業界に従事した者なら誰でも予測・推理できること。ウチのネコでは、無理だけど。
ここで、本題に戻ります。「ジム・ロジャースとジョージ・ソロスの相違点とは?」私は、前者がアメリカ的アプローチの達人で、
後者がユダヤ的アプローチの権化と、解釈。一例を挙げましょう。ジム・ロジャースの名前が世に出た時、彼は自身の著作と一緒にデビューしました。
その名は、「ホット・コモディティ」要は、自身が商品の先物取引に逸早く、着眼したことを世に知らしめたかったのでしょ。
例えば、アメリカ国内のベーコン使用量からオレンジジュースの年間消費量やケチャップの販売価格まで。
普通、こんなことは誰も調べません。当たり前田のクラッカーだから。でも、彼は調べ上げた。理由は、そこに「儲け」があるから。
彼はシカゴの先物市場とNYC株式市場間に強い「相関性」があることを見出した。
つまり、原料価格が高騰する前に(予測分析して)、食品メーカーの株式を購入すると、ほぼ間違いなく「儲かる」と。
彼は先物でも株式でも儲けた「希有」な男。また、雑貨品でも同じ手法を用いた。別名、キラービー(殺人蜂)。
一方のジョージ・ソロスは、ユダヤ人得意ワザの「クモの巣」を仕掛ける。ジム・ロジャース同様、予測分析には時間を掛けるけど。
この男の凄いところは、ギリシャ神話顔負けの「シナリオ」が描けること。読者の皆様もご承知の「イギリスのポンド危機」。
ポンドの兌換性や流動性に大きな「隔たり」を見出すと、一部のマスコミの力を借りて、イギリスに対する「ネガティブ・キャンペーン」を履行。
その後、時期を見計らってポンドに対し、為替市場で巨額の「売り」を浴びせた。別名、スパイダーマン(クモ男)。
私は今後、日本人は殺人蜂やクモ男に負けない「アリ男」に変身できると、思っている。
このアリ男の最大の特徴は、毎朝定時に起きて会社や役所に行き、真面目にコツコツと働くこと(grinding it out)。
外資系企業に勤務した方なら、直ぐにピンと来ますが。欧米人で日本人の如く組織に「滅私奉公」するのは、一部の管理職だけ。
大半は、週払いの給与(小切手が多く、支払いは毎週または各週の金曜日)欲しさだけで会社に来ている。
だから、5時を過ぎるとピタっと帰るし、5時以降の電話は誰も取らないし、残業もしないし、会社で友人も作らない。要は、何も考えていない連中ばかり。
今回、私はあるルートを使って、この殺人蜂ことシンガポール在住のジム・ロジャースに「資料」を売り付けることを発案しました。
このコードネームは、「一花咲かせる」(fire a shot)。要は、北朝鮮財務省税関当局が発行する輸出入に関する「通関統計」があれば、
コイツが描くジグソーパズルは、全部のピースを埋めることができる。そんなところです。
この結果は、失敗しても成功しても(その逆もあり・vice versa)皆様に報告します。時期は、紫陽花が咲き誇る6月を目途にして。
【コーヒーブレイク】最後に、サラリーマン時代に海運業界で囁かれた「北朝鮮ビジネス」のエピソードを。
読者の方の地元の幹線道路沿いにも必ずある「紳士服の●山」。この社長が在日の方か否か存じませんが。
この紳士服は当時、100㌫北朝鮮で作られていた。現在は、判らない。
そして、その洋服の海上輸送に従事したのが、昨年経営破綻した「韓進(ハンジン)海運」。
その海上輸送ルートは、南浦(ナンポ)港(北朝鮮)→大連(中国・ここで船荷証券や船積書類を差し替えて中国製品に変身)
→日本の五大港(東京・横浜・名古屋・大阪・神戸)に上陸。また、この際に「ハンガーコンテナ」(コンテナ内部の両脇にポールを付着する)
が誕生したのも興味深い。因みに、この発明は北朝鮮人によって、成された。
それから、このハンガーコンテナは、ある食料品にも置換転用された。何だと思います?解答は、5キロ入りの「アサリ」袋。
この場合は、コンテナの床側面にビニールシートが覆われていた。このアサリも大連を経由して、中国産アサリに化けてしまう。
ホント、世の中って、商品の原産地証明を誤魔化すことができるノウハウは、幾らでもある。
では、片目のダヤン
*写真は天才投資家ジム・ロジャーズ
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