元「そのすったもんだとは?」
ケ「最初から説明すると。国内の手続きはシゲル・ヨシダの子分のイケダにやらせて、対スイス政府とスイスの天皇家の口座については、
私を筆頭に民政局でやったんだ。イケダはタックス(税金)には詳しくてもバンキング(銀行業務)は無知で、おまけに英語は小学生レベルで
ほとんど使い物にならない。それもそのはず、ボスのヨシダが英会話が全くできなかったんだ。ヨシダはあれで駐英大使だったんだって(笑)
だからイギリスも落ち目になるんだ。本当にヨシダのキャビネット(内閣)の連中は使えない奴が多かった。
それで、ほとんど、我々だけで骨を折って、やっと、スイスの某銀行の手続きを終えたんだよ。
やっと終わったと思って、ホッとしていたら、一週間後、そのスイスの銀行から電話が有って「エンペラーのスタンプ(玉璽)が一個足りない。
それが、一番大事なスタンプだから、それをエンペラーに押させなければ、受け付けられない」と言うんだね。
私も慌てて、ヒロヒトにそのことを伝えたら、彼自身も特別なスタンプについては全く知らないという。エンプレスも同じなんだね。
途方に暮れたよ。そしたら、2,3日したら見つかったという。急いでパレス(宮廷)に駆けつけて「どこにあったんですか?」と聞くと
ヒロヒトが言うには、母親のテイメイ(貞明皇太后)が持っていたそうだ。
いろいろ聞いてみると、その最重要なスタンプはムツヒト以来、エンペラーとエンプレスの二人だけが知っていて、代が変わるごとに
引き継いでいくものだったそうだが、ヒロヒトの父親のヨシヒトは大変体の弱い人で若くして亡くなったらしい。
そして、ヒロヒトがエンペラーになってからは、戦争時代や、国内のクーデター(226事件か?)に振り回されて、テイメイが
ヒロヒトとエンプレスに引継ぎするのを忘れたそうだ。
我々、アメリカ人はサイン社会で、日本人の様にスタンプ(印鑑)は使わない。今はバンクで金を引き出すときは、カードと暗証番号
が無くてはだめだが、ヒロヒトの特別なスタンプ(玉璽)が暗証番号に相当するものだったんだね。
不可思議な体験だったけど、世界で唯一のエンペラーのバンキングをこの目で実際に見れて得難い体験だったよ。
本にしたらベストセラーだろうけど、日本のライト・ウィング(右翼)に命を狙われたくないのでね。
それで、スイス国内に新たに作った銀行の口座にも、必ず、その特別なスタンプを押して手続きしたんだ。
これで、パレスの中の悪い奴が、エンペラーの普通のスタンプと、筆跡をまねて金を引きづり出そうとしても不可能だろう。
勿論、某国の銀行にもそのスペシャル・スタンプを押すようにしたら、ヒロヒトは、大変喜んで感謝してくれたよ。
続く
*写真は普通の御璽(ぎょじ)内印と言う。
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