「小和田恒氏が、スイスにある天皇家の8兆円の資産を不正に引き出そうとして捕まり、スイスで軟禁状態」との話ですが、
もしこれが真実なら、税法上陛下には大きな疑惑が持ち上がります。私は弁護士でも税理士でもありませんが、
皇室ブログに、「お金」「税法」「法律」という面から陛下を検証するアプローチが見当たらないので、
駄文ですが、以下に私見を述べさせて頂きます。皇室に無関心な層でも、税金となると関心を持つ人は多いので、
皇室問題を大勢の人に考えてもらう一助になればと思います。拡散希望ですので、もしお差し支えなければ、記事で扱っていただけると嬉しいです。
転載フリーです。(長文になりますので、もしよろしければコメント欄に載せず、直接記事にしていただいた方がよいかも・・・。お任せします。)
・疑惑1
「スイスに8兆円の天皇陛下名義の皇室財産が実際に存在する場合、陛下は昭和帝から相続を受けた際に、正当な相続税を払っていない可能性があります。」
皇族も私たちと同じく相続税法の適用を受けますが、皇室経済法第7条「皇位とともに伝わるべき由緒ある物は、皇位とともに、皇嗣が、これを受ける。」
の条文により、「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」(三種の神器とか美術品など)は相続財産の評価から除外されます。(非課税)。
皇居も国有財産なので相続財産に入りません。
昭和帝の遺産総額については昔新聞か何かで見て「意外と少ないな。」と思った記憶があり、探したら、
「天皇家の財布」という本の中に宮内庁発表の数字がありました。遺産総額20億円、
そこから葬儀費用の一部や寄付金を除き確定した課税対象額が18億6900万円・・・。あれ?8兆円は…?
スイスの金融資産を、第7条の「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」と解釈することは到底無理ですから、
この部分について、陛下は当時の最高税率50%(金額が大きいので累進課税で最高税率になる)で、
4兆円の税金を払っていないことになります。もし8兆円という金額が違っていても、仮に陛下が20歳の時から内廷費をほとんど全て貯金したとして
(贅沢衣装の皇后陛下であり得ませんが)、年間概算3億×63年=189億、これとかけ離れた金額なら、
陛下は他所で給料をもらっているわけではないし、差額については昭和帝から相続したと考えるのが自然で、
(実際税務署はそういう不自然な資金の出所は突っ込んできます。)その半額の相続税を免れたことになります。
この「隠し財産」は日清戦争や日露戦争の(管理人注;日露戦争は賠償金は取れませんでした。
但し日中戦争中の帝国陸軍の「アヘン密売」の巨額な利益が隠されているそうです)賠償金だという噂もありますが、そうかもしれません。
昭和帝が敗戦間近に、アメリカ軍に奪われるのを防ぐため、スイスの銀行に隠したというのはあり得る話だと思います。
相続税の時効は5年(悪意のある場合は7年)なので、もう支払い義務はないのですが、皇室の経済は税金で賄われていますので、道義的にはどうかと・・・?
(政治家なら説明責任がありますよね。宮内庁は説明すべき。)時効成立までは修正申告が可能ですが、
修正申告がなされたという報道も見つけられませんでしたし、もし修正申告がされていたら、金額も大きいしニュースになっていたはずです。
ただ、これは8兆円が陛下の私的財産であると解釈した場合の話で、日本国憲法88条前段には「すべて皇室財産は、国に属する。」という条文があり、
これを国有財産とするなら陛下に相続税支払いの義務はありません。「隠し財産」が法的にどういう位置づけになるのかは議論の余地がありますが、
国有財産なら、私物化せずにすぐに国にお返し頂きたいです。もちろん陛下がご自分で電卓を叩いて申告書を書くわけではではないでしょうが、
宮内庁の責任は問われるべきです。そして、申告額から漏れたことについて陛下の意向があったのかは、是非国民として知りたいところです。
つまり、
・陛下の私的財産なら→善意か悪意かは別として、とにかく陛下は4兆円の相続税を払いませんでした。
「国民に寄り添う」と公言し、本当に無私のお心をお持ちなら、時効の件、国民に隠さず全てを正直にお話し頂きたいです。
黙っていることは国民の信頼を裏切る行為だと思います。時効だから知らんぷりというのは、私個人としては許せません。
・国有財産なら→財産の件をオープンにして、証書その他の書類はすべて国の管理下に移して頂きたいです。
続く
*写真は書籍「天皇家の財布」・・・当書籍のレヴュアーで低評価を付けた者が、皇室関連予算276億円について、「今上陛下は日本の祭祀王だから。ガタガタ言うな。」と言っているが
今上陛下は既に数年前から祭祀は儀典長に「丸投げ」して一切なされていない。要するに、国民から献上された税金の「対価」を履行していないとのこと。
先帝様(昭和大帝)は最晩年、「吐血」されても粛々と公務をこなし、どなたかのように「仕事しんどいねん(泣き)」とは口が裂けても仰らなかった。
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