伏見様及び読者の皆様:
片目のダヤンです。昨日のオバマとトランプの会談。案の定、トランプのネクタイは長くて「赤い」ネクタイでしたね。
これは自己の新たな権力を象徴するタイ。対峙するオバマは、自己の潜在力を示す「黄色い」ネクタイと思ったけれど。通称、パワータイ。
しかし、水色と青・白が入り混じったやや渋めのネクタイ。これって、私の記憶では葬儀ではなく、
今まで敬意を表した方の命日に付けるネクタイ。だから、最大限の皮肉を彼に表明したかも?
「オマエは長く生きられない」と。トランプは把握したのかしら?
それで、一部のアメリカのメディアが絶賛していたヒラリーのスピーチ原稿を精読しました。
私の率直の感想:
① オバマより、優秀なスピーチライターが側近にいる
② 敗北宣言よりも新たな決意表明に思える
③ 下部・下層運動員への極秘戦闘命令にも解釈できる。
特に、新約聖書の引用は、「死神*になれ!」(Be the Grim Reaper in a lot sooner)の恐怖。
*通常、骸骨が経帷子を着て、手に大カマ(scythe)を持った姿で登場する輩。
そんな訳で、戦闘員(主に、学生や左翼運動家)による全米主要都市で次期大統領の「倒閣運動」や
「大統領阻止運動」が連鎖するなら、最高の皮肉効果。これは、都市部から郊外・農村部へ拡大する勢い。
何処となく、昔の毛沢東の革命運動に酷似している。
それより、私が注目したことは、このスピーチ原稿を隠遁する富豪たちが読んだら、「何を企んで?」「何をするか?」と
「何を実現させるか?」に尽きると、思う。彼らは容易に諜報機関や警察機構へ手を回すことができるから。
ロックフェラー家とモルガン家が手を結んだら正に、鬼に金棒。JFK暗殺前夜を想起させる。
私が想像する最悪のシナリオは、その下部・下層運動員たちをより洗脳化・戦闘化させ、殺傷能力のある武器を所有させて
次期大統領のドナルド・トランプと次期副大統領のマイク・ペンスを同日・同時刻・異なる場所で殺害すること。
これは簡単に処理が可能。
その後、略式手続の上院・下院議会承認を経て、ヒラリー・クリントン大統領とティム・ケーン副大統領が
誕生するのも可能性ゼロとは、言えない。両議院とも共和党が過半数を占めていても、否決されることなく可決されるハズ。
何しろ、前例がないから。
隠遁する富豪にとって、トランプが大統領に任命されると、都合が悪いこと。「アメリカ・ファースト」の
彼の哲学の共鳴することではなく、陸・海・空の軍隊が事実上、必然的に縮小され、軍需産業及び関連産業の発展が
これ以上見込まれないことだと、私は認識している。オバマ政権以上にアメリカが世界各地で戦争をしなくなると、
彼らのパイは小さくなるばかり。戦争経済の継続こそが彼らの権力の源泉だから。
そして、ビジネスマン出身のトランプは、戦争よりも貿易と金融に力点を置くハズ。私のカンでは、トランプはIS
(イスラム国)への攻撃も参入しなし、大統領秘書官が随時、携帯するスーツケースに入った拡弾頭ミサイルの発射ボタンも決して、押さない。
そうすると、一番にそのミサイル発射ボタンを押す輩は誰か?私の認識では、
トランプが討論会で揶揄した「本当に嫌なオンナ」(such a nasty woman)のヒラリーしかいない。
このオバサンなら、躊躇することなく、平然とした顔で押す。何しろ、ダブルだから。
だから、隠遁する富豪はこのオンナをあらゆる手段を用いて、大統領にする選択肢も未だ持っていると、私は思う。
その時こそがジョン・マークス・テンプルトンが喝破した「悲観主義が頂点に達した時」
(points of maximum pessimism)かもしれない。恐らく、実施されるなら年内の「あの日」。
その時、マスコミの特派員は何を伝えるのかしら?
ヒラリーがスピーチで引用した「新約聖書」を。私は「嫌な女」よりも「怖い女」と認識したい。
Scripture tells us: Let us not grow weary in doing good, for in due season, we shall reap, if we do not lose heart.
最後に、トランプが次期財務長官にJPモルガンチェースのジェイミー・ダイモンを推していること。
これって、非常に示唆に富んでいますネ。仮に、彼が受ければその流れで、来年以降FRB議長のジャネット・イエレンが解任される可能性が高まるし。
兎に角、来年の為替・株式相場は、乱高下と急上昇の「ジグザク相場」一色に成りそうな気配。
だから、終わってしまう方と退場する方が急速に増加するかも。注意しないと。
では、片目のダヤン
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