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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【中国の権力者を斬る】前説①:「中国分析」が初めての方のために

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中国共産党の権力者たちを、いきなり、四柱推命で斬ろうとしましたが、止めました。理由は、中国人のおっさん5人をただ鑑定しても、

読者の方には「わかったようなわからないような」と言う印象を抱かれるのが見えているからです。

そこで、この企画には十分な前説が不可欠だと判断しました。

「中国分析」に不可欠のこと、

①最高権力者の政権基盤が盤石かどうか

②中枢権力者たちの人間関係、権力闘争はどのようになっているか?

③最高権力者は人民解放軍を掌握しているか

上記の3点がポイントです。しかし、日本共産党と同じく、「共産党の秘密主義」は共通ですから、「中南海(日本で言えば永田町)」の内部

で起きていることは、外からは見えません。人民日報などで、誰が、重要ポストを獲得したかで、「権力抗争の勝者」が初めてわかるのです。

その点、世界的に評価の高い、中国ウォッチャーの宮崎正弘先生は、毎日、中国の新聞に目を通して、「権力抗争の実態」を「裏読み」しています。

言わば「逆算」して「抗争のプロセス」を推測しているのです。

ただ、著書を多数出されている、宮崎先生クラスになると、そこまで日常の実務となりますが、我々一般人にはそこまで必要ありません。

★結果として選ばれた数人の権力者たちの「性格」「力量」「対日姿勢」「軍事的に穏健か冒険主義的」かを理解すればよいだけです。

≪中国分析のとっつきにくさ≫

私が、自分なりの「中国分析」を始めたのは、2013年でした。以下の先生方の著作を狂ったように読み漁りました。

宮崎正弘氏

黄文雄氏

石平氏・・・・全部で、10数冊読み込みました。この方たちの著作を読まずして、私は自分なりの「中国論」は語れなかったでしょう。

★そして、今とかくの評判のある「チャンネル桜」ですが、「中国関係の討論会」は欠かさず見ていました。

何故なら、上記の3人の大先生が、必ず出演されていたからです。

他にも、女性で元産経新聞香港支局長の福島香織さんがいます。「中国の土壌汚染」「癌村、エイズ村」を現地調査してリポートした方です。

当時「対中危機感」が強かった私は、貪るように、中国関係の本を読み、情報収集に努めました。

その為に2013年は殆ど、ブログを更新できませんでした。

上記の3先生の著書は、新作は今も読んでいます。

★最初は、中枢権力者たちの名前や、経歴、属する派閥、性格を覚えるのに時間がかかりました。

胡錦濤前総主席など、常用漢字にない、名前に戸惑いました。

また、中国共産党の「序列」や「ポスト」を理解し覚えるのも難儀しました。

しかし、読者様は、そこまで、理解する必要は有りません。「砂を噛むような知識」で、覚える必要もないし、私もそこまで立ち入りません。

続きます。


*写真は中国の永田町、中南海


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