【ダヤン氏寄稿】張子の虎（ペーパータイガー）は変わらない？

伏見様及び読者の皆様：



７月１２日、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が出した判決、「中国が独自の権利

を主張する境界線『９段線』に国際法上の根拠なし」に関して。私の見解は、島でも

ない人工島でもない「只の埋め立てた岩礁」に「張り子の虎」を輝かしい中国共産党

設立７５周年をもって建立しただけ。その張り子の虎を別の表現に言い換えると、

「究極の水増し(The ultimate padding)」。



サラリーマン時代、北米（アメリカ・カナダ）への出張が増えた理由は、中国系や韓

国系船会社との船舶におけるコンソーシャム（同盟契約）やスロット・チャーター・

アグリーメント（民法上の賃貸借契約と同じ概念）の締結模策のためでした。そこ

で、お見合い結婚と同様、事前に双方の開示できる情報を互いに交換。例えば、運行

船舶の保有数・船籍・積載本数（平均）・冷凍コンテナや特別コンテナ（オープン

トップやフラットラックを含む）の本数等。この中で韓国系も酷かったけど、張り子

の虎の大家（たいか）こと中国は、更にヒドかった。一言で云うと、想像すら出来な

い「水増し数字」の羅列。舛添顔負け。



例えば、パナマックス（パナマ運河を通行でき、２０フィート換算で３６００本前後

積載可能な船舶）で、平均７０００本のＴＥＵ（２０フィートの意味・twenty

equivalent of units）の記載。これを相手の中国人に質すと、本社（中国）が発表

した数字なので、信憑性あるとの回答。その顔つきは、中国外務省の報道担当官と同

じで、末期の創価学会信者を彷彿。喜怒哀楽さえも感じられない。あるのは、深くて

過酷な洗脳意識。コイツらが発表する数字は、「すべてウソ」。中国政府の公式見解

であるＧＤＰやその成長指数と同じかも？



そう考えると、中国が管轄権を主張する「９段線」であって、埋め立て完了した人工

島の軍事施設すべて「張り子の虎」。外見だけは軍事施設に見えても、中身は「ニセ

モノ」。その調度品は、東京の１００円ショップで購入したりして？アンタらの戦略

はバレバレなんだけど。これからは、ギリシャ・ピレウス港の専用バースのみに絞り

込んだら？勿論、シリア難民の輸送に特化。それから、麻薬や武器を運んだらアメリ

カとイギリスが何をするか判らない。覚えておくこと。

では、片目のダヤン

＊写真は、国際仲裁裁判所で却下された「中国の九段線」
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