伏見様及び読者の皆様:
ヒトの噂は、意外と速いもの。丁度、三時間程前に旧知の知人(嘗て、総合商社勤務
で現在は郷里の市役所勤務)から連絡が入り、暫し呆然。この商社は東京青山にある
あの商社。この亡くなった方、私より年下なので40代後半。ここの商社は、199
0年代、受付嬢が4~5人程いて、美人ばかり。サラリーマン時代、社内でこの商社
に行くと告げると、部下や同僚も「私も同行します」そんな時代。後に、ファッショ
ン雑誌でブレイクするエビちゃんこと「蛯原友里」クラスがゴロゴロいた。その当
時、左から二番目の娘がクリソツ。ちなみに、三菱系はシェークスピアも喝破した
「筆舌に尽くしがたい」。
そして、亡くなった男は化学品系の部門にいた。彼は、地方の国立大学の法学部出身
(当時、この商社は本当に地方大学出身者が多かった)で、入社して間もない。私
は、北米と南米からの輸入担当になったので、新規輸入商材の紹介がてら、彼に接
触。彼曰く、既存の輸入化学製品は市場が飽和状態だから、「農業関連のモノ」何か
ありません?とか。そこで、私は牧草(hay cube)と泥炭(peat moss)の輸入を彼に紹
介。その後、この二つのアイテムは大ヒット。やはり、総合商社の販売力と営業力は
スゴイ!彼らは、何でも売り尽しますネ。まるで、エスキモーに冷蔵庫を売るように。
ある晩、彼とサシで飲む機会があり、云われたこと。「XXXさん(私の名前)、ウ
チって学閥無用論で学生にウケがイイけど。実際、役員になれるのは、東大や早稲田
や慶應ばかり。ボクなんて、どうやっても課長になる前に関連会社への出向で終わ
り」それより、何か儲ける手段はありませんか?きっと、XXXさん(私の名前)
は、知ってるでしょう?だって、船会社の上層部にいるんだから!ウ~ン。未だ、こ
の時―彼にマル秘に近いノウハウを教えたのが吉だったのか、凶だったのか判りませ
ん。でも、ヒトの一生は誰も判らない。勿論、ウチのネコでも判らない。
私が彼に伝授したのは、北米特に、カナダ支店の親しい奴とフォワーダー(日本で云
う乙仲)を設立すること。そうすれば、現地の輸出貨物(日本では輸入貨物に該当)
に対して、船会社から1コンテナにつきブッキング・コミッション(船積予約手数
料)が合法的に取得できる。そのカネでマル儲けできると。そしたら、本当に現地の
中国系社員とペーパーカンパニーのフォワーダーを作ってしまった。その社名は、こ
の男の英語力がモロに出ている「ビューティー・カナダ」。カナダはその当時、一定
額の振り込みと書類の申請だけで、フォワーダー登録が可能だった。
その後の成り行きは、フォーサイスやルカレの小説顔負け。腕時計は、セイコーから
ロレックス。スーツは、紳士服の青山の吊しからアルマーニのオーダー服へ。そし
て、装着品はすべて高級ブランド品で、クルマは赤のフェラーリを所有。なお、彼に
は、一度ご馳走になる機会があった。築地のあの有名な料亭で。また、その他の金銭
授受は一切なし。
これが、彼の会社(東京本社)にバレるのはそれから10年後。偶然にもカナダ支店
の会計検査(audit)で発覚して、懲罰後関連会社に出向。その後、結婚と離婚を繰り
返して、その関連会社も退職。結局、自宅で死んでいたとか。死因は、突然性の脳梗
塞。それで、前述の知人。彼には昨年から先月まで何度も連絡があり、「私にとても
会いたがっていたとか」。彼は私に一体全体、何を言いたかったのか?想像もできな
い。取り合えず、落ち着いたら彼の墓参りをするつもり。でも、北海道は遠い。
では、片目のダヤン
追記:舛添の末路も同じかも?
以上
*写真は、全盛期の蛯原友里
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harunohi807@gmail.com
ヒトの噂は、意外と速いもの。丁度、三時間程前に旧知の知人(嘗て、総合商社勤務
で現在は郷里の市役所勤務)から連絡が入り、暫し呆然。この商社は東京青山にある
あの商社。この亡くなった方、私より年下なので40代後半。ここの商社は、199
0年代、受付嬢が4~5人程いて、美人ばかり。サラリーマン時代、社内でこの商社
に行くと告げると、部下や同僚も「私も同行します」そんな時代。後に、ファッショ
ン雑誌でブレイクするエビちゃんこと「蛯原友里」クラスがゴロゴロいた。その当
時、左から二番目の娘がクリソツ。ちなみに、三菱系はシェークスピアも喝破した
「筆舌に尽くしがたい」。
そして、亡くなった男は化学品系の部門にいた。彼は、地方の国立大学の法学部出身
(当時、この商社は本当に地方大学出身者が多かった)で、入社して間もない。私
は、北米と南米からの輸入担当になったので、新規輸入商材の紹介がてら、彼に接
触。彼曰く、既存の輸入化学製品は市場が飽和状態だから、「農業関連のモノ」何か
ありません?とか。そこで、私は牧草(hay cube)と泥炭(peat moss)の輸入を彼に紹
介。その後、この二つのアイテムは大ヒット。やはり、総合商社の販売力と営業力は
スゴイ!彼らは、何でも売り尽しますネ。まるで、エスキモーに冷蔵庫を売るように。
ある晩、彼とサシで飲む機会があり、云われたこと。「XXXさん(私の名前)、ウ
チって学閥無用論で学生にウケがイイけど。実際、役員になれるのは、東大や早稲田
や慶應ばかり。ボクなんて、どうやっても課長になる前に関連会社への出向で終わ
り」それより、何か儲ける手段はありませんか?きっと、XXXさん(私の名前)
は、知ってるでしょう?だって、船会社の上層部にいるんだから!ウ~ン。未だ、こ
の時―彼にマル秘に近いノウハウを教えたのが吉だったのか、凶だったのか判りませ
ん。でも、ヒトの一生は誰も判らない。勿論、ウチのネコでも判らない。
私が彼に伝授したのは、北米特に、カナダ支店の親しい奴とフォワーダー(日本で云
う乙仲)を設立すること。そうすれば、現地の輸出貨物(日本では輸入貨物に該当)
に対して、船会社から1コンテナにつきブッキング・コミッション(船積予約手数
料)が合法的に取得できる。そのカネでマル儲けできると。そしたら、本当に現地の
中国系社員とペーパーカンパニーのフォワーダーを作ってしまった。その社名は、こ
の男の英語力がモロに出ている「ビューティー・カナダ」。カナダはその当時、一定
額の振り込みと書類の申請だけで、フォワーダー登録が可能だった。
その後の成り行きは、フォーサイスやルカレの小説顔負け。腕時計は、セイコーから
ロレックス。スーツは、紳士服の青山の吊しからアルマーニのオーダー服へ。そし
て、装着品はすべて高級ブランド品で、クルマは赤のフェラーリを所有。なお、彼に
は、一度ご馳走になる機会があった。築地のあの有名な料亭で。また、その他の金銭
授受は一切なし。
これが、彼の会社(東京本社)にバレるのはそれから10年後。偶然にもカナダ支店
の会計検査(audit)で発覚して、懲罰後関連会社に出向。その後、結婚と離婚を繰り
返して、その関連会社も退職。結局、自宅で死んでいたとか。死因は、突然性の脳梗
塞。それで、前述の知人。彼には昨年から先月まで何度も連絡があり、「私にとても
会いたがっていたとか」。彼は私に一体全体、何を言いたかったのか?想像もできな
い。取り合えず、落ち着いたら彼の墓参りをするつもり。でも、北海道は遠い。
では、片目のダヤン
追記:舛添の末路も同じかも?
以上
*写真は、全盛期の蛯原友里
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