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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【ダヤン氏寄稿】昭和の時代のお正月とは?

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伏見様及び読者の皆様:

片目のダヤンです。丁度、家庭教師をしている男子高校生と女子中学生から同じ質問を受けました。

「センセイの時代のお正月って、どんなでした?」そこで、私の小学校時代のお正月を思い起こすと、

今とは全く違った年末年始の光景に遡及しました。一言で云うと、12月と1月では、街全体(東京都武蔵野市吉祥寺本町・北町・東町・南町を含む)の雰囲気が全く違った。

先ず、現在のコンビニやレンタルDVDショップや携帯電話販売店やファスト・フード店等は、存在しなかった。

通常、商店街は12月31日まで営業するけど、正月明けの5日や6日までは決まって、どこも閉店していた。

ここまで、話すと二人は、「そうなんですか?」「ウッソー!」だって。でも、事実。

それから、地元百貨店の名店会館はあったけど、近鉄百貨店・伊勢丹・東急百貨店のデパート群が吉祥寺に上陸するのは、

私が中学・高校時代だった。だから、小学生がお年玉を持参してオモチャを買いに行くのは、上野の松坂屋か銀座の三越だった。

勿論、双方とも近くに黄色の都電が走っていた。これを話すと、二人とも「東京全体が地方都市でキモイ」だって。

次に、成人女性の多くは正月に着物を着て、成人男性の一部は紋付き袴を着用していた。すると、二人とも「何か、チョー時代劇の世界」だって。

でも、これも事実。そして、正月から開店していた喫茶店や飲食店の料金は、大体通常料金の5割増しだった。

二人とも「何か、ボッタクリみたい」とか。勿論、これも事実。私はお年玉で友人と行ったので、よく覚えている。

何しろ、120円のコーヒー(通常価格)が180円前後だった(正月価格)。

また、食事はどうでした?の質問。元旦は、自宅でおせち料理を食して、2日・3日は大体、親戚の家でこれまたおせち料理を食べた。

その目的は、食事よりお年玉が確実にゲットできるから。すると、二人ともその「額」についての矢のような質問。

通常、伊藤博文(千円)が3~5人前後だったけど、中には小さい聖徳太子(五千円)と大きい聖徳太子(一万円)が複数入っている処もあった。

すると、「スゴイ」とか「バブリーの時代」だって。確かに、私の小学校の3年生時から親の名義を用いて、

お年玉総額で銀行口座を開設するのが日常茶飯事化した。これも時代かしら?勿論、冬休み明けの学校での一番の話題は、お年玉自慢だった。

中には、凄い子弟子女(その分類は、商店主の子供・サラリーマンや公務員の子供)がいて、総額25万円以上を得た級友もいた。

現在の貨幣価値に直すと、250万円以上に限りなく近いかもしれない。何しろ、駄菓子屋で50円出せば、15個以上の菓子が買えた時代。

だから、大人買いならぬ「お年玉買い」が当時あった。私も一列すべてを購入。

これはもう時効だから、書けるけど。役人で秘書課課長の父親の大臣があの田中角栄だった。

彼から頂いたお年玉には大きい聖徳太子が八名鎮座していた。これも時代でしょ。

でも、幼心に彼がどうやってこのカネを得たのか知る術もなかったけど。信濃川河川敷の地上げかしら?

それとも、日本列島改造論(著作本)の印税かしら?

そして、二人に小学校時代、大人から得たお年玉の額を訊くと、今度は私が吃驚してしまった。

「五千円も一万円も得ていない。2~3千円(複数の野口英世)がやっと(一人平均)」だって。

私は別に、社会学者や経済学者でもないけれど。これが我が国日本の「失われた十年」の正体で、

デフレや不況が長引いた原因ではないでしょうか。

つまり、子供が得るお年玉の総額が減るにつれて、全く違ったビジネスが世の中に出てくる。

それは、ディスカウント・ショップに代表されるユニクロ・ニトリ・ドンキホーテ等で、彼らが標榜する指針は、

商品の革命的な価格破壊ではなく、安価な中国・韓国製品で市場を制圧するだけの実に陳腐な営業戦略。

これによって、消費者層は完全に二極化して、「小満足」と「大満足」の消費者に二分化された。

ここで、大事なことは、ディスカウント・ショップやコンビニが「中満足」の消費者を削いでしまったこと。

だから、日本では中間所得者層が昭和から平成の間で、著しく減少した。

どこの先進国でもこの中間層が最大の購買牽引力に成り得るのに。

ここまで、話すと二人ともこんなコメント。「センセイ、日本ってこのママずっと不況なんですか?」う~ん。

でも、突破口はあるかもしれないのが、私の分析。

安倍政権が経済界に要請している労働者の賃上げや非正規労働者の正社員化のみならず、抜本的にビジネス・システムを変えること。

私の提案は、デノミネーション(正確には、リ・デノミネーション/Re-denomination)。

つまり、お金の通貨単位を切り下げまたは切り上げすること。例えば、現状の十銭単位・一円単位をすべて10円単位にしたら、

世の中どうなる?アメリカ・ドルやユーロ・ポンドとの為替価格もほぼ等しくなるし、

日本の財政赤字・貿易赤字も帳簿上、10分の一に減少・減額できる。

すると、二人とも「センセイ、これって何時頃に実現しますか?」私は預言者ではないことを前置きして、

2030年までには起きるし、超大国が財政破綻すれば、その余波で4~5年程度は早まることも付け加えた。

そして、この内容は二人には告げなかったけど。万が一、スイス・バーゼルのホテルで軟禁されている小和田恒がこの事実。

「日本が近い将来、リ・デノミネーションの実施せざるを得なくなる」を予測していたら、また違った側面が見えてくる。

でも、怪しい側近の一人が分析したかもしれないのが、私の推測。

では、片目のダヤン

追記:昨晩、ネットでアメリカの新聞を読んでいたら、現副大統領ジョー・バイデンの衝撃的なドナルド・トランプへの発言が出てきました。

「もう大人になる時だ。アンタは大統領なんだ。アンタの考えを示して欲しい」これを「忠告」と見るか「警告」と判断するか否かは、読者次第。

でも、私には警告と同時に不吉な「前触れ」としか思えない。米語に詳しい方は、「大人になれ」*(Grow up)が

「図に乗るな」(Don’t Push)の対句表現で、キレルと「図に乗るな」のトドメの表現が出てくる。

そして、この表現が表面化すると、間違いなくその当事者はこの世から「除去される」(eliminate)運命かつ宿命。

だから、来週(1/8~1/14)は要注意の週かも?従って、来週は臨戦態勢で、直ぐに記事を投稿デキル状態にします。

*イギリス英語では、(Grow old along with me/us)や(Let it grow)のほうがよく用いられる。

前者は、ジョン・レノンの後期作品で、後者はエリック・クラプトンの中期作品の歌詞によく出てきます。

*写真は昭和39年(1964年)の雑誌「少年サンデー」お正月号。人物は若手の頃のプロ野球巨人軍の長嶋茂雄選手(入団6年目)

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