皆さんお元気ですか?「中国分析」も昨日の王岐山で「チャイナファイブ」は、終わりです。
如何でしたか?それぞれの三つの派閥、「習近平とその側近」「胡錦濤率いる団派」「江沢民一派」
どの派閥の権力者たちも、向こう3年の「運気」は悲惨なものでしたね。
私が主張する【2018年共産中国崩壊説】の根拠です。
チャイナウォッチャー石平氏が主張する来年2017年の「クーデター説」も確度は高いです。
≪もう一度見直してみよう「真の中国の脅威」とは何か?≫
人によって見方が違うと思います。
①尖閣諸島への侵略の軍事的脅威
②尖閣上空での中国空軍と空自の偶発的衝突での軍事衝突
③習近平失脚時の人民解放軍の暴発による軍事的脅威
④「共産中国」と言う政治体制が崩壊するときの、「隣国日本」への自然災害的脅威
私の個人的見解では、①~③は可能性が極めて低く、④が言わば「真の中国の脅威」だと考えています。
①については、前の記事でも述べましたように、「尖閣水域への中国漁船と海警の出没」は、「中国国内の権力闘争の延長=パフォーマンス」にすぎません。
国民の不満を国外にそらす「目くらまし」です。
②については、今朝面白いニュースが、全国紙2紙で報道されましたので、転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下転載・・・・・・・・・・・・・・
日中首脳会談、5日で調整
(朝日新聞) 05:30
中国の浙江省杭州で9月4〜5日に20カ国・地域(G20)首脳会議が開催される。初めて議長国となる中国は、
習近平国家主席(写真)がかつてトップを務めた同省での国際舞台に、国家の威信を懸けて臨む。【AFP=時事】
(時事通信)
日中両政府は、4日に開幕する中国・杭州での主要20カ国・地域(G20)首脳会議閉幕後の5日夕、
安倍晋三首相と習近平(シーチンピン)国家主席による会談の開催に向け、最終調整に入った。
首相は中国公船が領海侵入を繰り返している尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題への懸念を伝えるとともに、
偶発的な軍事衝突を回避する「海空連絡メカニズム」の運用開始を確定したい考えだ。
日本政府関係者が明らかにした。両首脳による会談は昨年4月以来。海空連絡メカニズムは、
東シナ海などでの中国公船の挑発的活動や、戦闘機の異常接近などが自衛隊と中国軍との軍事衝突に発展しないよう、
防衛当局間のホットラインを設置し、通信手段を共通化することが柱だ。
日中政府、衝突回避へ連絡体制…年内合意目指す
09月02日 16:49
日中両政府は、自衛隊と中国軍による偶発的な衝突を防ぐ緊急連絡体制「海空連絡メカニズム」の設置について、
年内に正式合意を目指す方向で調整に入った。
日本政府関係者が2日、明らかにした。日本政府は、中国・杭州で4日から開催される主要20か国・地域(G20)
首脳会議に合わせて検討している安倍首相と 習近平 (シージンピン)国家主席による首脳会談で、方針を確認したい考えだ。
海空連絡メカニズムは、海上自衛隊が中国海軍との間で運用しているCUES(海上衝突回避規範)とは異なり、
偶発的な衝突の危険性が高い航空自衛隊・空軍も適用対象に含まれる。現場で日中の艦艇や航空機が直接連絡できるようにするほか、
日中の防衛当局の幹部間にホットラインを設けることなどが柱だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載ここまで・・・・・・・・・・
朝日。読売2紙の記事ですが、ざっと読んで主旨を把握すると。
★安倍総理と習近平は、尖閣領海及び、尖閣周辺日本領空での、日中の偶発的な、海空での軍事衝突を回避するための、「実効的」な連絡システムを
構築しようとしています。
★要するに尖閣周辺での偶発的軍事衝突は、習近平も回避したいのです。
即ち、尖閣海空での、軍事衝突一歩手前の緊張状態は、習近平の意思ではなく、「対日関係」を悪化させ、習近平の立場が無くなるように目論んだ「ある男」が
軍に指示してやっていることです。その具体的事象が、度重なる中国空軍の日本領空侵入と、それを阻止する空自のスクランブル発信です。
★逆の見方をすると、未だ習近平は「人民解放軍」を完全には掌握していないことの証左となります。
続く
*写真は予測を100%外す中国の軍事コメンテーター張召忠元陸軍少将
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