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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【王岐山(オウキザン)を斬る】習近平の腹心にして最恐の鬼検事総長(前段)

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今日は、暗殺の危機に怯え、人間不信に陥った習近平が、絶大な信頼を寄せ、鉄壁のコンビを組む、腹心の王岐山です。

習近平が、国家主席になって、すぐ手を付けたのが、かつての親分でしたが、目障りな「江沢民一派」を粛清し、勢力を削ぐことでした。

そのポストとして、腹心の王岐山を座らせたのが、「中央規律検査委員会書記」でした。

このポストは、以前は閑職でしたが、「切れ者」の王岐山が就任したことによって、習近平の「権力固め」の為の「万能のツール」と化します。

★何故なら、「全ての共産党員を例外なく、監視・摘発できる権限」を持っているからです。

習近平は、王岐山に、「反腐敗運動」俗にいう「トラ叩き」をやらせたのです。

「トラ」には2種類あります。

「大トラ」・・・・・江沢民の腹心の実力者達

「老トラ」・・・・・江沢民と盟友の曾慶江(ソウケイコウ)、李鵬(リホウ)

仕事のできる王岐山は、たちまち、3匹の「大トラ」を逮捕、粛清します。

①周永康(シュウエイコウ)・・・党中央政治局常務委員・・・・汚職&無期懲役→秦城監獄へ

②徐才厚(ジョサイコウ)・・・・人民解放軍上将(=大将の意)・・・汚職&裁判中に膀胱癌で死亡

③郭伯雄(カクハクユウ)・・・・同上・・・・・汚職&党籍剥奪&上将の階級剥奪&無期懲役→秦城監獄へ

徐才厚に至っては、末期の膀胱癌で入院治療中に、服を着せて法廷に引きずり出したそうです。

★習近平が国家主席になった時、心に誓ったことは「俺は胡錦濤の二の舞にはならない」という事でした。

それが、二人の軍人の逮捕粛清に現れています。この二人の軍人は、胡錦濤が国家主席の時に、江沢民の命令により

二人で、胡錦濤をサンドイッチするように包囲して、邪魔をして、実権を握らせませんでした。

従って、両軍人の粛清は、習近平の悲願でもあったのです。

罪名は全て「汚職」です。共産党や人民解放軍の幹部は、例外なく「腐敗」していますから、

とりあえず「汚職」で逮捕すれば、間違いないのです。

≪中国刑法のダブルスタンダード≫

中国は、「世界一の死刑大国」です。一般庶民には、情け容赦なく死刑執行します。

万引きで逮捕された少年も、裁判長の機嫌の悪い時は、死刑判決を出されます。

しかし、粛清された権力者は違います。「温情」で、死刑は免れます。最高でも無期懲役です。

待遇もまた別で、ゆったりした広い部屋に入れられて、食事は、「北京飯店」のコックの調理した料理です。

新聞も自由に読めます。五つ星ホテル並みの待遇だそうです。

★江沢民派は、上記3名の粛清により、大打撃を受けて、勢力が半減して現在に至っています。

王岐山はここまでの「やり手」ですから、江派から恨みを買い、「習近平暗殺計画」の時は、一緒に命を狙われます。

しかし、「暗殺計画」が発覚したときは、犯人を逮捕して、きっちり「汚職」で粛清しています。

続く

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