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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【ダヤン氏寄稿】まさかの時―いつもの台詞

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伏見様及び読者の皆様:

御世話になります。今日の東京は明け方から激しい雨。そんな梅雨の季節を吹き飛ばす話題を。

最近気づいたことで、50歳を過ぎると酒を飲む相手が年長者が多いこと。30~40代の頃は、年下とばかり飲んでいた。

これがあのカナダ出身のロック・ミュージシャン「ニール・ヤング」が喝破した「オールドマン」かも。

その運命的は歌詞:「老人よ、私の人生を見てくれ。私とアナタの生き方はソックリなんだから(Old man look my life, I’m a lot like you)」。

それで、先週盛り上がった話。新規ビジネスに関連する企業の社長は、配偶者が出産して暫く経った時、

会社の同僚から貰ったソープランド(当時はトルコ風呂の名称)の割引券持参で浅草吉原へ。

そしたら、その待合室にカミサンの父親が居た。先方曰く、「キミ、ここによく来るの?」とか。

この時は、彼は顔面から汗が噴き出して何も言えなかったとか。挙句の果て、その父親は、

「オトコには適度の息抜きが必要だ」を云ったか云わなかったとか。立派な方かも?それで、

彼はこの恩義かもしれないが、その父親の葬儀を築地本願寺で行ったらしい。

私にも似たような経験あり。サラリーマン時代、中堅企業のかなり複雑な船積(三国間貿易があったから)をやり遂げ、

東京発行の船荷証券をその企業に届けた。そしたら、その代表取締役が「今回はどうもありがとう。これ、ボクの気持ちだから」

と白封筒を帰り際に渡してくれた。現金だったどうしようと、近くのルノアール(喫茶店)で確認。

中から出てきたのは、8枚のソープランド・特別招待券。しかし、場所は川崎の堀之内。東京から遠い。

そして、1枚だけ自分で使うことにして、残りの7枚は部下とお客さんに配布。これが実に喜ばれた。

何故なら、今でも感謝されるから。竹馬の友ならぬソープの友?

ある日、横浜のお客さんの帰り(直帰)にそのソープランドへ直行。そしたら、待合室に高校時代の体育教諭がいた。

この男、国土・肉体系大卒のニオイがプンプンする奴で、私はいつもバカにしていた。

そしたら、台詞も案の定、「キミ、ここによく来るの?」とか。私の記憶では昔、「青のジャージ」をこよなく愛した男。

「センセイ、青のジャージはお止めになったのですか」と訊くと、こんな回答。「オマエは昔と変わっていない。

相変わらず、オレを馬鹿にしてる。それより、オマエの名刺をくれ」。この方とは、一昨年まで年賀状の遣り取りが続きました。

現在は黄泉の国へ旅立ち。かの地でも通っているのかしら。老人特別割引があったりして?

それから、トドメの一発。これもサラリーマン時代の話で、時期は今と同じ梅雨。家内は、友人とスペイン旅行中。

こんな時、オトコは大抵、飲み歩く。昔よく飲んだ場所は、銀座・六本木・上野界隈。お客さんと御徒町の焼肉屋と

湯島の居酒屋をハシゴした後、彼(独身で現在も更新中)が公衆電話のボックスからカキ集めてきたのは、

ホテトルのチラシ。「XXXさん(私の名前)、奥さんもいないことだし。行きませんか?勿論、部屋は別々だから」ウ~ン。

私がこの上なく躊躇していると、彼は自分の財布から数万円抜き出し、何事も「人生勉強」とか。ちなみに、彼は日本人。

それで、別々にラブホにチェック・インして、待つこと20分。しかし、やってきた女性の顔を見るなり、酔いは一瞬に醒めてしまった。

あの東京青山にある総合商社の受付嬢。右から、二番目の方でかなり美人(当時)。先方は「もう、ヤダ~!」で、

こっちも「え、本当!」で互いに驚嘆の声を出し合う。そして、彼女の決め台詞―「ここによく来るのですか?」とか。

話を聞くと、正社員ではなく派遣社員で、アメリカに語学留学するために資金を貯めているとか。この晩は、俗に言われるプレーはなく、

専ら話を聞いていた。その話は、アマゾネスを超えてマリアナ深海も浸透。オンナの淵と云うか悩みは、非常に深い。

そして、勿論オカネはあげた。あれから、17年。彼女は元気だろうか? 

この1990年代は、昼はエリートOLで、夜は娼婦の東電OL殺人事件があった。今でも思うことは、

東電が諜報機関に近いスジに依頼して、彼女の殺人示唆をしたこと。私は、彼女の写真を新聞で見た時、

中学校時代に読んだ本で一番好きだった「二十歳の原点・高野悦子」を即座に思い出した。

そして、歴史にイフがあれば、彼女が自殺せずそのママ作家活動に入ってったら、日本最高峰の女流作家になり得たハズ。

樋口一葉顔負け。作風は、アイリーン・レミノフスキーにそっくり。

では、片目のダヤン

*写真は、書籍「東電OL殺人事件」;被害者の女性は慶應の経済の先輩で、事件を知った時はショックでした。

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