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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【ダヤン氏寄稿】舛添―反面教師的な役割かも?

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伏見様及び読者の皆様:

御世話になります。今日、企業の社長と一緒に舛添東京都知事の記者会見を観て、前者曰く、

「あんだけ嫌いだった男が憐れに見えてきた。XXXさん(私の名前)は、どうですか?」とか。

私も彼の気持ちに近く、「嫌いかもしれないが憎めない」や「憎らしいが嫌いにも成れない」の感情。

英語で云う、アンビヴァレント(Ambivalent)・対立ニ者感情。これを例えると、1960年代生まれの方は、

直ぐにその「悪役(ヒール)」を思い出すハズ。

その名は、黒い呪術師こと「アブドーラ・ザ・ブッチャー」のプロレスラー。彼がいたこそ、

ジャイアント馬場やアントニオ猪木がスポットライトを浴びた。絶対的に必要不可欠な悪役なのです。

ちなみに、私は小学校時代にクラスでデブな同級生に何時も「足4の字固め」を掛けていました。

もっとも、女子生徒にはしません。でも、ある時、ある女子生徒にこう云われました。

「学級委員だから何でもできるって、大間違いだから」とか。この女性はその後、学芸大に進み、

現在は都立高校の国語教師。しかし、男運はなくバツ2。

話を舛添に戻します。都庁の試算で新たに都知事選挙を行う場合―少なくとも43億円前後の予算が必要。

このカネがあったら東京都の保育園を少なくともその遊休地に30前後設立できるだろうし、

老人医療の補填にも回せるし、生活補助世帯にも援助ができる。ウ~ン。もっとも、

私がサラリーマン時代の海運業界では、20フィートコンテナが五千本積載できる「コンテナ船」を建造できる。

それも新造の海上コンテナと併せて。個人的に、東京都がコンテナ船を持つことは大賛成。

これは、東京港の発展にも繋がるし、その元金も5年弱で回収できる。要は、

海運会社にそっくり傭船すること。現在、ヨーロッパの自治体が行っている。

結論は、舛添が辞意を表明しない限り、2018年まで続投すべきが両者の考え。

本末転倒(The tail is wagging the dog)?や逆説的意見(paradoxical opinion)?との考えがあるかもしれません。

しかし、費用対効果や政治的空白を考慮すると、このシナリオが一番最適かも?それで、舛添東京都知事―暫くの間、

眠れない日々が続きますネ。私はアナタの英語力は兎も角、仏語能力がどれくらいあるか判りません。

しかし、この本を薦めます。著作者名は、アイリーン・ネミロフキー(IRENE NEMIROVSKY)。

ロシア系ユダヤ人女性で、フランスで教育を受けた。原書は仏語で、翻訳本は英語。翻訳本が出ているか否かは、知りません。

作風は、二十歳の原点を描いた高野悦子とフランツ・カフカを二乗した感じ。
人間の不条理さと周囲の突然の裏切りが的確に描かれている。正に、アナタの現状と同じ。
作品は、デイヴィッド・ゴールダー(David Golder)、舞踏会(The Ball)、秋の雪(Snow in Autumn)と
クリロフの事件(The Courilof Affair)の四つ。すべて一冊の短編集に記されている。
彼女は、1942年にアウシュビッツで死去し、2007年にイギリスのブッカー賞を受賞した。そして、
この本を読んだから辞任を決意したとは、言わないで頂きたい。最後に、その当時のイギリスの書評:
A novelist of the very first order, perceptive and sly in her emotional restraint.
では、片目のダヤン





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