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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【ダヤン氏寄稿】株式投資の極意かも!?

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伏見様及びtiriko様並びに読者の皆様:


おはようございます。本題に入る前に、サラリーマン時代(外資系海運会社勤務時)

に来日した外国人のジョークを披露。これには、ニガ笑いしました。イギリス・サザ

ンプトン港を出港した豪華客船は、アメリカ・ニューヨーク港に向かう途中、グリー

ンランド沖の海中氷山に激突。その船舶も座礁しかかっている。幸いにも救命道具は

乗客全員分あるが、肝心の救命ボートの乗船枠が足りない。


そこで、船長は、救命道具(浮き袋のみ)で、海に飛び込む乗船客を逸早く、選出し

なければならない。イギリス人「ここにジョンブル魂(不屈の精神を持つイギリス人

の意味)を証明してくれ」これで、イギリス人は海に飛び込む。アメリカ人「アンタ

の生命保険はちゃんと確認してある」それで、アメリカ人も海にドボン。ロシア人

「ウォッカの在庫とアルコールすべてアンタの自宅に送り届ける」このロシア人も海

へ。


イタリア人「アンタは特別。女性を同伴させる」要は、海上でオネイチャンを口説い

てくれ。日本人「あとで、東京本社にファックスを入れる」ここで、私はニガ笑いし

ました。日本人の主体性の無さ、集団思考(≠個人思考)の極みを的確に描いてい

る。それで、このジョークのオチはユダヤ人。この船長を上手く説得してしましっ

た。それは、自分の指に身に着けていたダイヤとゴールドを外し、その船長に贈呈。

彼は、船長と一緒に特別救命ボートに乗船し、無事に生還。


株式投資の話に戻ります。実は、私も株式投資をした経験があります。その前に、個

人的な見解で個人投資家(≠機関投資家)は、大体六つのグループに分かれると、思

います。①人に勧められたから②知人・友人も購入しているから③何となくその会社

が好きだから④PERを始め株価・業績を分析・予測したから⑤今が底値と思うから、

高値は必須だろう⑥その業界にいるから、その会社のキモが判る等々。tiriko様の切

欠は、どのカテゴリー(範疇)に入るでしょうか?


私の場合は、⑥⑤④の理由が偶然に符合したので、サラリーマン時代に邦船の株式を

二社購入しました。これは、勤務していた会社が北米東海岸から中国の大連港を始め

その主要港に冷凍コンテナの運航サービスを始めたからです。1990年代の初期から日

本の大手水産会社は、中国に加工工場を人件費や加工費削減の意図から進出。その波

に上手く乗れました(jump on the bandwagon)。一方、邦船各社も外資系海運会社が

成功しているビジネスを黙って見ているハズもありません。また、この時に回転寿司

のネタのほとんどは、この中国で加工されていることも知り得ました。


最初は、冷凍コンテナの貸与(リース)から共同運航(コンソーシャム)の提案ま

で。最後、彼らは私の引き抜きに躍起になりました。このお陰で、築地・赤坂・神楽

坂の料亭事情に詳しくなったかもしれません。ちなみに、「味」と「雰囲気」は神楽

坂が一番。だから、田中角栄が愛したかも?それで、私は⑥の彼らの「キモ」を訊き

出すことに成功しました。「中国国内の港で専用バース(private berth)」は、幾つ

あるか?」この反対の用語は、公共バース(public berth)や共同バース(common

berth)。船会社の優位性は、船舶本数や貨物取扱本数ではなく、専用バースの数がそ

の業界のキモなのです。


そしたら、二社とも現在は、共同バースしか保有していないが、4年以内に専用バー

スを複数保有することになるとの回答。早速、私は彼らの株価⑤とPERの分析④を始

めました。案の定、彼らの株価は、180円以下(当時)。それを購入し、4年後の

1900円前後で売却(底値買いの高値売り)。結論:購入する会社や業界の「キモ」を

理解・知覚しない限り、株式投資は非常に危険なギャンブルに過ぎないのが、私の見

解。
では、片目のダヤン。

 追記:昨日の「新規ビジネス」のキモは、早い者勝ち。

何故なら、国際代理人としての「交渉権」を他人に譲渡できるから。急がないと!

(Time is of the essence!)。

以上

≪補足説明≫

PER(株価収益率)とは・・・・Wikiより

株価収益率は株価を一株当たり当期純利益で割ったものであり、次の式で求められる。

株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益

株主の側から見れば、「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」という指標として見ることができる。

一方企業の側から見れば、「株主からの出資をどれくらいの利回りで運用しているか」という指標の逆数と見ることができる。

また時価総額を当期純利益で割ったものと言い換えることもでき、次の式で求められる。

株価収益率 = 時価総額 ÷ 当期純利益

利益が減ると、株価収益率は増加することとなる。一般に株価収益率が業界平均値と比較して高いときは、当該企業の株価は割高とされる。


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