読者の皆様、お馴染み現役諜報員ダヤンさんからの寄稿です。今回の記事も非常に重要であることに変わりは有りませんが、
「貿易実務」の基礎知識が必要になります。商業高校出身の方は、おそらく、授業で習うと思いますが、理系の方は無縁だと思います。
、文系の方は、商社や、海運会社、メーカーの貿易部門に配属されれば、おのずと実務で覚えます。しかし、人事部一筋の方や、製造部門、資材購買部一筋の方は
一生無縁の世界です。私自身もサラリーマン時代、貿易業務とは無縁でした。
それで、今回の記事には、「キモ」となる基礎知識の解説を付けました。もし、内容で理解できない点が有れば、率直にコメ欄にご質問ください。
私のわかる範囲で、調べて答えます(笑)今回の記事はとりわけ重要なので、読者の方々には、「脳みそがぐにゃぐにゃ」になっても理解していただきたいのが私の願いです。
伏見顕正様
御世話になります。片目のダヤンです。「鬼ババア見習いさん」のコメント、「~ある筋からの情報では(名前は出せませんが)
ヤフオク事件は黒で確定していることでしたが、相当数のお宝が流れているそうです」を読み終え、ピンと来ました。
私の推測による結論は、このミッションは確実に世界の影のプランナーに近い筋が絡んでいる。その理由は、
著者が外資系海運会社在籍時に代表執務室に呼ばれ、A4サイズ一枚の紙を渡された時です。その代表曰く、「内容を記憶しろ。コピーは不可だから」と。
これは、欧米の主要港の3ヶ所から半完成品の機械とその部品を東南アジアや中国を経て、北朝鮮にその機械を運ぶ極秘ミッション。
その半完成の機械等は不思議と、北朝鮮に入港する前、経由地の東南アジア諸国や中国の出港時に「完成品」に変身。
その機械名も船荷証券書面上でも工作機械から「紙幣印刷機」に訂正。要は、ウルトラ・スーパー・ドルこと本物と見分けのつかないニセ米100㌦札製造機の三国間貿易。
時代は1994年後半。もっとも、これで3億ドル以上のニセ札が世界に出回ったことは周知の事実です。そして、この影のプランナーはHSBCとされています。
このミッションのキモは、複数経由地での船荷証券と船積書類の差し替え(信用状を含む)と商品やコンテナの取り替え。
但し、世の中に完全犯罪が成立しないと同様、その業界に入れば「直ぐに判明」することがあります。そうです、使用船会社名とその船荷証券番号。
後者は、最初の番号(ケツ2ではないケツ番)に「連番」が記入されるからです。これで、一目了然。
【推測による結論①】:指南役は2名。一人は、国内担当(都市銀行出身)でもう一人は、海外担当(海運会社出身)。共に、日本に在住。
国籍は判らず。そして、どちらかの指南役が国内主要企業の財務担当役員と親しい関係。要は、国宝を海外に輸出する度に、
その輸出信用状の商品総額が急上昇。脱税やマネロンのため。
【推測による登場人物の時系列】:後退氏→指南役(国内担当)→美術商→ヤフオクのサクラ→ヤフオクの買手(美術商の子分)→指南役(国内担当)
→指南役(海外担当)→国内主要企業の財務担当役員→再び指南役(海外担当)→梱包業者→通関業者→国内輸送業者→海運会社→保険会社→銀行→
海外の指南役のパートナー→買手→海外でのオークション出品。この中で常に重要な役割を演じるのが海運会社と都市銀行。
【推測による輸出貨物の形態】:通常のドライ・コンテナ(20や40フィート)を用いて、マネロンする会社の自社輸出貨物又は
その会社の社員の引越貨物(赴任先用)の中に「国宝」を入れる。これを連想できるのは、海運会社出身者のみ。
要は、砂金を砂浜に隠したり、木の棒を森の中に隠すことと同じです。
【推測による経由地】:ヨーロッパ向けならマレーシアのクアラルンプールかシンガポール。アメリカならジャマイカのキングストンかバハマのナッソー。
ここなら、欧米の主要銀行・保険会社の支店が勢揃い。おまけに口も堅いハズ。
【推測による結論②】:上記の工作機械のインヴォイス・ヴァリュー(商品価格)は最初6万㌦前後だったと、記憶しています。
但し、中国や東南アジア諸国を経由する度に大幅アップ。最終的には、その10倍の60万㌦強。従って、ヤフオクの買手が500万円で購入したとしても、
その10倍の5000万円や100倍の5億円に達しているのが妥当な判断です。勿論、最終寄港地の到着時点で。
【推測による結論③】:現在の邦船会社Nは、その前身の会社が日清・日露戦争時に大量の軍需品を運んでその礎を築いたとされています。
そして、都市銀行Mは我が国の大量の陶器輸出(明治時代)にその業者に協力して輸出信用状を発行したと言われています。
従って、後退氏の国宝売却ミッションには、この2社のOB又は現役役員が深く関与しているのが、私の率直の感想です。
それから、小和田父がその2つの会社から「ピンハネを受けているか否か」。恐らく、ノーと思います。
そもそもこんなシナリオ。成り済ましの日本人には、描けるハズがないからです。では。
≪解説≫
【船荷証券とは】Wikiより
船荷証券(ふなにしょうけん)とは、貿易における船積書類のひとつ。船会社など運送業者が発行し、貨物の引き受けを証明し、当該貨物受け取りの際の依拠とする。英語ではBill of Lading 、B/Lと略す。船積書類のうち、もっとも重要な書類である。
船荷証券の流れ
•信用状決済(L/C決済)の場合:輸出者は、貨物の船積みを終えると、船会社或いは海運業者が発行した船荷証券を受け取り、
船積書類(為替手形、商業送り状 (commercial invoice)、信用状原本等)を添えて銀行に買取(代金の代理支払い)を依頼する。
銀行が買い取った船荷証券及び添付の船積書類は、輸入者の国の銀行に送付され、輸入者が貨物代金と引き換えに入手する。
輸入者が入手した船荷証券は、貨物の引換証となり、貨物が受け取れる。
船荷証券の性質
•船荷証券は、運送品引渡請求権が表章された有価証券である。
•船荷証券は、船会社に対して貨物を引き渡したことを証する受取証である。
•船荷証券は、荷揚げ地において貨物の引取に必要な引換証である。
•船荷証券は、裏書することにより流通証券となる。
•船荷証券は、運送業者と荷主との間で運送条件を示した輸送契約書である。
【信用状とは】Wikiより
信用状(しんようじょう)とは、貿易決済を円滑化するための手段として、銀行が発行する支払い確約書。
英語はLetter of Credit、L/C(エルシー)と略す(単にCreditということや、DC(Documentary Credit)ということもある)。
貿易取引は、相手が遠隔地にいるため、商品を発送しても買い手が確実に支払いをするかどうかを確証する手段に乏しい。
このために発達した手段が荷為替手形という方式であるが、これに銀行による信用供与を加えてさらに確実にした手段が信用状決済である。
信用状取引により、輸出者は船積みと同時に輸出代金を回収することができるほか、輸入者にとっても、輸入代金を前払いする必要がなくなる。
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「貿易実務」の基礎知識が必要になります。商業高校出身の方は、おそらく、授業で習うと思いますが、理系の方は無縁だと思います。
、文系の方は、商社や、海運会社、メーカーの貿易部門に配属されれば、おのずと実務で覚えます。しかし、人事部一筋の方や、製造部門、資材購買部一筋の方は
一生無縁の世界です。私自身もサラリーマン時代、貿易業務とは無縁でした。
それで、今回の記事には、「キモ」となる基礎知識の解説を付けました。もし、内容で理解できない点が有れば、率直にコメ欄にご質問ください。
私のわかる範囲で、調べて答えます(笑)今回の記事はとりわけ重要なので、読者の方々には、「脳みそがぐにゃぐにゃ」になっても理解していただきたいのが私の願いです。
伏見顕正様
御世話になります。片目のダヤンです。「鬼ババア見習いさん」のコメント、「~ある筋からの情報では(名前は出せませんが)
ヤフオク事件は黒で確定していることでしたが、相当数のお宝が流れているそうです」を読み終え、ピンと来ました。
私の推測による結論は、このミッションは確実に世界の影のプランナーに近い筋が絡んでいる。その理由は、
著者が外資系海運会社在籍時に代表執務室に呼ばれ、A4サイズ一枚の紙を渡された時です。その代表曰く、「内容を記憶しろ。コピーは不可だから」と。
これは、欧米の主要港の3ヶ所から半完成品の機械とその部品を東南アジアや中国を経て、北朝鮮にその機械を運ぶ極秘ミッション。
その半完成の機械等は不思議と、北朝鮮に入港する前、経由地の東南アジア諸国や中国の出港時に「完成品」に変身。
その機械名も船荷証券書面上でも工作機械から「紙幣印刷機」に訂正。要は、ウルトラ・スーパー・ドルこと本物と見分けのつかないニセ米100㌦札製造機の三国間貿易。
時代は1994年後半。もっとも、これで3億ドル以上のニセ札が世界に出回ったことは周知の事実です。そして、この影のプランナーはHSBCとされています。
このミッションのキモは、複数経由地での船荷証券と船積書類の差し替え(信用状を含む)と商品やコンテナの取り替え。
但し、世の中に完全犯罪が成立しないと同様、その業界に入れば「直ぐに判明」することがあります。そうです、使用船会社名とその船荷証券番号。
後者は、最初の番号(ケツ2ではないケツ番)に「連番」が記入されるからです。これで、一目了然。
【推測による結論①】:指南役は2名。一人は、国内担当(都市銀行出身)でもう一人は、海外担当(海運会社出身)。共に、日本に在住。
国籍は判らず。そして、どちらかの指南役が国内主要企業の財務担当役員と親しい関係。要は、国宝を海外に輸出する度に、
その輸出信用状の商品総額が急上昇。脱税やマネロンのため。
【推測による登場人物の時系列】:後退氏→指南役(国内担当)→美術商→ヤフオクのサクラ→ヤフオクの買手(美術商の子分)→指南役(国内担当)
→指南役(海外担当)→国内主要企業の財務担当役員→再び指南役(海外担当)→梱包業者→通関業者→国内輸送業者→海運会社→保険会社→銀行→
海外の指南役のパートナー→買手→海外でのオークション出品。この中で常に重要な役割を演じるのが海運会社と都市銀行。
【推測による輸出貨物の形態】:通常のドライ・コンテナ(20や40フィート)を用いて、マネロンする会社の自社輸出貨物又は
その会社の社員の引越貨物(赴任先用)の中に「国宝」を入れる。これを連想できるのは、海運会社出身者のみ。
要は、砂金を砂浜に隠したり、木の棒を森の中に隠すことと同じです。
【推測による経由地】:ヨーロッパ向けならマレーシアのクアラルンプールかシンガポール。アメリカならジャマイカのキングストンかバハマのナッソー。
ここなら、欧米の主要銀行・保険会社の支店が勢揃い。おまけに口も堅いハズ。
【推測による結論②】:上記の工作機械のインヴォイス・ヴァリュー(商品価格)は最初6万㌦前後だったと、記憶しています。
但し、中国や東南アジア諸国を経由する度に大幅アップ。最終的には、その10倍の60万㌦強。従って、ヤフオクの買手が500万円で購入したとしても、
その10倍の5000万円や100倍の5億円に達しているのが妥当な判断です。勿論、最終寄港地の到着時点で。
【推測による結論③】:現在の邦船会社Nは、その前身の会社が日清・日露戦争時に大量の軍需品を運んでその礎を築いたとされています。
そして、都市銀行Mは我が国の大量の陶器輸出(明治時代)にその業者に協力して輸出信用状を発行したと言われています。
従って、後退氏の国宝売却ミッションには、この2社のOB又は現役役員が深く関与しているのが、私の率直の感想です。
それから、小和田父がその2つの会社から「ピンハネを受けているか否か」。恐らく、ノーと思います。
そもそもこんなシナリオ。成り済ましの日本人には、描けるハズがないからです。では。
≪解説≫
【船荷証券とは】Wikiより
船荷証券(ふなにしょうけん)とは、貿易における船積書類のひとつ。船会社など運送業者が発行し、貨物の引き受けを証明し、当該貨物受け取りの際の依拠とする。英語ではBill of Lading 、B/Lと略す。船積書類のうち、もっとも重要な書類である。
船荷証券の流れ
•信用状決済(L/C決済)の場合:輸出者は、貨物の船積みを終えると、船会社或いは海運業者が発行した船荷証券を受け取り、
船積書類(為替手形、商業送り状 (commercial invoice)、信用状原本等)を添えて銀行に買取(代金の代理支払い)を依頼する。
銀行が買い取った船荷証券及び添付の船積書類は、輸入者の国の銀行に送付され、輸入者が貨物代金と引き換えに入手する。
輸入者が入手した船荷証券は、貨物の引換証となり、貨物が受け取れる。
船荷証券の性質
•船荷証券は、運送品引渡請求権が表章された有価証券である。
•船荷証券は、船会社に対して貨物を引き渡したことを証する受取証である。
•船荷証券は、荷揚げ地において貨物の引取に必要な引換証である。
•船荷証券は、裏書することにより流通証券となる。
•船荷証券は、運送業者と荷主との間で運送条件を示した輸送契約書である。
【信用状とは】Wikiより
信用状(しんようじょう)とは、貿易決済を円滑化するための手段として、銀行が発行する支払い確約書。
英語はLetter of Credit、L/C(エルシー)と略す(単にCreditということや、DC(Documentary Credit)ということもある)。
貿易取引は、相手が遠隔地にいるため、商品を発送しても買い手が確実に支払いをするかどうかを確証する手段に乏しい。
このために発達した手段が荷為替手形という方式であるが、これに銀行による信用供与を加えてさらに確実にした手段が信用状決済である。
信用状取引により、輸出者は船積みと同時に輸出代金を回収することができるほか、輸入者にとっても、輸入代金を前払いする必要がなくなる。
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