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Channel: 伏見顕正(あきまさ)の「時を斬るブログ」
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【秋篠宮一家失踪事件⑯】美智子・小和田の背後にいるカルト創価、暴力装置・後藤忠政の軌跡⑥】

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創価学会と後藤組

後藤組と関係の深い作家、山平重樹の「ドキュメント野村秋介」によればおおむね次のようなことがあったという。

「創価学会は80年、大石寺近くに5万基の大霊園を造ったが、周辺も含めて用地買収、建設に当たって合法的なことばかりでは済まされず、

裏の汚れた役割に後藤組を使った」「成果をあげた後には後藤組組員の服役だけが残った。が、学会から返事がない。

それから学会に対する闘いが始まった。新右翼・野村秋介氏が支援に回り共闘が始まる。散弾銃、火炎瓶、短銃、雑誌でのキャンペーン……」

創価と後藤組の関係は1970年代まで遡る。日蓮正宗の信徒集団だった創価学会はかつて、後藤組の地元、静岡県富士宮市の「大石寺」を総本山としていたが、

70年ごろから大石寺周辺の土地を買い漁り、境内を拡張。72年には大本堂「正本堂」を建立し、73年からは正本堂近くの広大な敷地に墓苑

「富士桜自然墓地公園」の建設を始めるなど(80年完成)大規模な造成を行った。

後藤組長が著した「憚りながら」によると、次の話がある。

「当時、大石寺絡みの土地売買や建設工事で、富士宮に流れ込んだ金は莫大だったんだ。大本堂で300億円、富士桜(自然墓地公園)で200億円、

その周りの土地を買うのに数百億円といった具合に、全部で1000億円近くになったんじゃないか」

ところが当時、後藤とも懇意だった地元市議が経営する建設会社「日原造園」が「富士桜自然墓地公園」の利権を独占していたため、

他の業者から不満があり、日原と後藤組との関係を指摘するビラがまかれた。そして1977年10月、後藤組幹部がこのビラをまいた住民宅に、

大型ブルドーザーで突入し、ブロック塀を10mにわたって破壊、さらに自宅に上がり込み、その住民を日本刀で切りつけ、

左腕や背中、顔に2ヶ月の怪我を負わせ、翌日、襲撃犯は殺人未遂の容疑で逮捕された。



後藤によると、「この事件でウチの若い衆は(懲役)6年食らったんだけど、実は日原の後ろにはあの「山崎正友」がいたんだ。

日原と山崎は、それこそ二人三脚で富士桜を進めていたわけだ」(前出「憚りながら」より)。

山崎は当時、創価学会の顧問弁護士で、池田大作の”お庭版”であると同時に、学会の暗部を取り仕切っていたといわれている。

後藤によると「学会は、大本堂を造る時からデタラメなことをしていた」という。

「大本堂を造る際に、市道を勝手に(市の許可なく)潰したり、農地を不正に取得したりしてな。それが(富士宮市)議会で問題になったり、

道路法違反で池田大作が告発されたりしたんだよ」。

さらに富士宮しないでは、学会と日原の癒着を追求する「日原造園、創価学会と市政の疑惑を正す市民会議」が結成され、

学会に対する大規模な反対運動が起こったのだが、その反対運動潰しに学会が使ったのが後藤組だった。

富士宮議会は81年に百条委員会の設置した。

百条委員会とは地方自治法100条に基づく特別調査委員会で、関係者の証人喚問、強制捜査、

さらには証言拒否や偽証には禁固や罰金刑を科せる、という強力な権限を持つ。

学会は反対運動潰しに続いて”百人委員会潰し”をするため後藤組に依頼、同年12月に委員会は消滅した。

後藤「ところが、だ。あいつら(学会)の依頼で協力してやったのに、その後(百条委員会が終結した後)は知らんぷりだ。

それどころか、俺が今まで山崎から相談を受けて、学会のために協力したことを、「それは山崎とあんた(後藤)が勝手にやったあことであって、

ウチ(学会)は一切知りません」という態度になった。市議、嫌疑といった地元の公明党関係者もみんな。それは話が違うだろう、と。

山崎はあくまで学会のパイプ役、池田の使いとして着たんだ。べつに俺は山崎に使われてたわけじゃない。

あくまで池田のために協力してやったんだ。”あんまり他人様になっちゃいかんぜ”という話だよ。」

学会の態度に不満を持った後藤は学会に内容証明郵便を送った。

ところがその3ヶ月後の1983年6月、静岡県警富士宮署に「後藤組壊滅対策本部」が設置されたと言う。

後藤によれば1年足らずの間に60人以上の組員が逮捕されたといい、学会への怒りが頂点に達したという。



1985年11月12日、創価学会文化会館で、後藤組幹部ら3人が銃弾を撃ち込み、銃刀法違反で現行犯逮捕された。

後藤「これには池田もビビっただろうな。そりゃそうだわ、行く先々で”パン”って音がするんだから(笑)。それで慌てて、

俺んところに池田の使いものもんが飛んできて、詫びを入れてきたんだ。俺はべつにこの使いのもんが心底憎いとか、

嫌いというわけじゃないから、本人の名誉のためにも『X』とでもしておこうか(笑)」

このXは藤井富雄・元公明党東京都議だといわれている。この”池田のつかい”である藤井の活躍により、

創価学会は後藤組と協力関係を取り戻したといわれている。

その一方で創価学会名誉会長だった池田は91年11月、日蓮正宗から破門され。これ以降、宗門と学会は激しく対立する。

そしてその池田は門から5ヶ月後の翌年4月には学会と対立する大石寺「妙遠坊」で発砲事件が発生。

同年5月には大石寺「奉天寮」に火炎瓶が投げつけられる事件が起こるのだ。まるで学会側の意をくんだかのように、である。

*写真は後藤組とのトラブルの原因となった創価学会顧問弁護士の山崎正友

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