伏見様及び読者の皆様:
本日は、韓進海運の経営破綻からサムソンのギャラクシーノート型携帯スマホの発火事件で、
韓国系や中国系企業が陥り易いジレンマである「集中と選択・特化そして分散と買収・売却」についての
ステップの誤りを綴ろうと思っていましたが。やっぱり、ホットなネタはノーベル文学賞ですネ。
先ずは、朝日新聞10月14日付、39面の作家村上龍のコメントから。
「ロックミュージシャンの受賞はノーベル文学賞の変化の証しだと思う。
ディラン好きの村上春樹さんの受賞もそう遠くないのではないかと思います」
私の率直な見解は、
① ノーベル文学賞がボブ・ディランの受賞によって、完全に多様化したこと
② これは、我が国の*著作権法第10条で規定している「著作物の例示」の拡大に匹敵。そうすると、
舞踊又は無言劇の著作物や写真やプログラムの著作物等まで今後、受賞範囲が広がる
③ よって、村上春樹の受賞は「完全」に消えた。従って、村上龍との見解とは、「真逆」。*最後に詳細を言及。
以前も言及した通り、中学校時代にロックの歌詞を同じくロック好きの同級生と挙って訳していました。
その時に三人で共通認識したことは、歌詞には「決め台詞」が5つあること。
① クルマ(アメ車又はヨーロッパ車)
②酒(ワイン又はウィスキー)
③ 食事(キャビア又はビーフステーキ)
④ オンナ(ブロンド又はブルネット)
⑤ クスリ(コカイン又はヘロイン)この5つの何れかをもって、主人公は「瞬間の人生」を決める。
そんな時、上記の何れにも該当しなかったのが、ビートルズ解散後のジョン・ポール・ジョージとエルトン・ジョンと
今回の「ボブ・ディラン」。私が聴き込んだ経験を彼に当て嵌めると、ノーベル・アカデミーのサラ・ダニウス事務局長が指摘した
「偉大な詩人」というよりも多様化した複数側面をもった詩人。それは、
① 預言的要素
②反戦的要素
③ 耽美的要素を併せ持ったロックミュージシャン兼フォークシンガーだから。
具体的に言及すると、預言的要素が強く表れているのが、「見張り塔からずっと」(All along the watchtower)―
これは、超管理・防犯社会になった現代を正確に予言している。それから、「フォーエバー・ヤング」(Forever Young)―
これは長寿・老人社会の到来を的確に予言。これらすべて、40年以上も前だから驚愕の一言!
また、反戦的要素が色濃く出ているのは、「激しい雨が降る」(A hard rain gonna fall)や「風に吹かれて」(Blowing the wind)。
そして、最後の耽美的要素が濃厚に表現されているのが、「こんな夜に」(On a night like this)や「ブルーにこんがらかって」(Tangled up a blue)。
それから、ジョン・レノンは、マンハッタンのダコタアパートでオタクの白人に射殺されるまで、
ボブ・ディランのことを彼の本名である「ロバート・ジィンマーマン」(Robert Allen Zimmerman)と、
称呼していたことはあまり知られていない。
そう、名前の通り、彼の両親は、キエフ・現ウクライナ出身のアシュケナージ系ユダヤ人。
サラリーマン時代に知り得たモサドの諜報部員も「ディラン」ではなく、「ジィンマーマン」と呼んでいた。
また、このキエフ出身のユダヤ人がモサド初代長官のイッサー・ハレルや世界初の女性首相であったゴルダ・メイア。
彼らの特徴は、ヘブライ語やイーディッシュ語の他、流暢にロシア語・英語・仏語をほぼ同時に話すこと。
だから、ユダヤ人で多国籍言語を操れるは先ず、キエフ出身のアシュケナージ系ユダヤ人で間違いないのが、
私の経験知と暗黙知。勿論、モサドの諜報部員の両親の出身地もキエフだった。
ある時、彼にヘブライ語やイーディッシュ語の文法や語句の中に他ヨーロッパ言語に通じる「秘密の扉」があるのではないか?
と、問い質したところ、彼は吃驚した表情を浮かべてこう語ってくれた。「確かにあることはある。でも、それは言語的遺伝子に近いものだから、
すべてのユダヤ人にあるものでもない」と、上手くはぐらかされてしまった。
これを解明・解析できた方は間違いなく、ノーベル文学賞を受賞できるでしょうネ。
最後に、秋の夜長に相応しいディランのお薦めのアルバムの紹介を。ツマミに鮪のカルパッチョに
「白ワイン」又はボテトチップにキャビア載せに「ウィスキー」がピッタリ。
アルバム名:「プラネット・ウエーブズ」(Planet Waves)
楽曲名:
1. On a night like this
2. Going, going, going
3. Tough mama
4. Something there is about you
5. Forever young
6. Dirge
7. You angel you
8. Never say goodbye
9. Wedding song
*著作権法第10条(著作物の例示)
この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
二 音楽の著作物
三 舞踊又は無言劇の著作物
四 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
五 建築の著作物
六 地図又は学術的な性質を有する図面、図表、摸型その他の図形の著作物
七 映画の著作物
八 写真の著作物
九 プログラムの著作物
やっぱり、来年の村上春樹の受賞確率も限りなくゼロに近いのが、私の見解と予測。
そして、来年は、同法1項3号で規定する「舞踊又は無言劇の著作物」の受賞者になるのが、
私の予感。ひょっとして、ハリウッド映画の脚本家と俳優の同時受賞かも!?
では、片目のダヤン
*写真はボブ・ディラン
http://fushimiakimasa.hatenadiary.com/
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