伏見様及び読者の皆様:
片目のダヤンです。今回は昨日、突発的な通訳(逐次通訳)業務が入ったので、その感想を綴ります。題して、「急激に進む二極化」。
サラリーマン時代、私は港湾・海運・貿易関連のシンポジウムによく参加したので大体、その要旨は掴めました。
これを二分類化するとパネラー席に座る者と観客席の列席者に「イヤフォン付き」または「イヤフォン無し」に分かれる。
なお、パアポを用いたスライド画面は双方にある場合が多い。
勿論、前者のシンポジウム運営費用は高額。何故なら、別席で複数の同時通訳者が鎮座しているから。
だから、スポンサーには大企業や在日有名外国大使館が多い。一方の後者は、進捗状況等を発表するので、シンポジウム運営費用は低額。
従って、逐次通訳者がパネラー席に1~2名座っている場合が多い。私が参加したのは、イヤフォン無しの後者だった。
それも観客席から知り合いのお客さんと一緒にパネラー席を観ていた。
その詳細は、機密保持契約の観点から全貌を記すことはできない。但し、一点だけ描くとすれば、今後の世の中。
金持ちは必然的に長生きが出来る社会が招来し、貧乏人は短命で終わる社会が待ち受けている。
こんな二極化の世界は早くて、2020年前後に到来。いや、もう始まっているかもしれない。そんな思いがしました。
シンポジウムの質疑応答が終わり閉会すると、私を質問者と勘違いした外人からこう声を掛けられた。
「ジョイナス」要は、「加われ」ってこと(Join Us)。その後、お客さんと私がこの外人の控室に行くと、この外人の隣に座っていた逐次通訳者も一緒に来た。
外人は私の推定で、60代後半くらい。通訳者の女性は、私と同じ50代って感じ。
兎に角、風貌はスッピンに近い女性。
外人曰く、「フライ・イン・ズィ・オイントメント(a fly in the ointment)の表現は何処で覚えたのか?」
この直訳は「軟膏の中に一匹のハエが混入しただけで、台無し」の意味。確か、新約聖書の使徒行伝にあったハズ。
丁度、お客さんが「それ(ある物質)を混ぜることによって、製品(医薬品)自体が台無しになりませんか?」の質問で私がこの表現で用いた。
なお、玉にキズやうるさいハエの意味もある。
私がロリー・ギャラガー(アイルランド人のロックギターリスト)の歌詞で覚えたと告げると、この外人は苦笑いして、
「私も彼のギターリグ(演奏手法)が好きだった」とか。その後は、この通訳者から矢のような質問の連続。
海外留学経験から出身大学・昔と現在の仕事等々。私は昔から、初対面でこのような質問を受けてもマトモに答えないことにしている。
何故なら、質問者自身を一切開示せず、自分の経歴等を無料で提示するバカはこの世に存在しないと、解釈しているから。
だから、「ナシ」「大久保」「海」「自営業」と云うと、「あの~大久保って大学がありましたっけ?」あるだろ、何処かの理工学部が。
それより、昔から認識していたこと。
初対面で、他人に出身大学名や会社名を尋ねる輩は大抵、自身に自信がないというかカルト信者というか薄気味悪い連中が多い。
だから、私は彼女に訊かなかったけど、こう云いたかった。「それを知ってどうなるの?」「それを知って得をするの?」
「アンタの存在理由って何?」即ち、自我が永遠に形成されない連中が異常に多い。
そして、案の定。この女性が私に告白した事実は、一つだけ。「昔、OLをやっていて今はフリーの通訳をしています」もっとも、
そんなことは云われなくても「外見」で判るとは、謂わなかったけど。それと、オマケは「今日のギャラ(通訳料)はどれくらいですか?」
これも馬鹿馬鹿しいからスルーした。やはり、世の中は確実に「二極化」が進行している。そう、「持つ者」と「持たざる者」の(Haves and Have Nots)。
これを知識に置き換えてもいいし、資産状況や自我の形成に置き換えても全く問題がない。
最後にまとめを。第三次世界大戦後、現在の世界人口約74億1千3百万人が著しく減少することは、フツーの小学生でも理解できる。
一方、その後に新たな「難病」や「奇病」や「新病」が発生することは、誰も予測していない。
そして、その未来の時点から更なる「二極化」が生じる過酷な時代が招来すると、予測したい。
金持ちは、最新の医療技術を用いた「新薬」でその難病等を克服できるのに対し、貧乏人は既存の医療技術を用いた特許切れの「医薬」のみで対処するしかない。
だから、ショーペンハウア的に纏めると、「未来の世の中の事象において、その前兆は現在に存在する」かもしれない。
想像を絶する二極化の時代が近づいている。そんな思いを強く持ちました。では、片目のダヤン
追記:明日から家内と夏季休暇を取ります。
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