私が以前読んだ、ブログでの「伊丹の殺害シーン」だ。完璧な記憶ではないが、ポイントだけは明確に覚えている。
実行犯の一人ではないかと思えるほどリアルだった。
≪前日までの伊丹≫
週刊誌の記者に付きまとわれ「不倫疑惑」について、しつこく聞かれていた。それに対し、伊丹は笑って受け流して
「女房に聞いてくれよ(笑)不倫疑惑なんてしょっちゅうなんだからさ」と痛くもかゆくもない風に答えていた。
≪事件当日≫
事務所兼マンションに一人でいたところ、来客のベルが鳴る。
伊丹、ドアホンをとって「どなたですか?」
某「宅配便です」
★のぞき窓も確認せず、不用意にドアを開けると、ピストルを持った5,6人の見るからにやくざ者が部屋になだれ込んできた。
ピストルを土付けられた、伊丹は観念して、「待ってくれ遺書を書かせてくれ」と言い、PCに向かった。
ワープロに書かれ、後にマスコミで報道された遺書の内容は、伊丹と妻との暗号だった。
後藤組の襲撃の気配を感じていた、伊丹は「この文章を残したら、万が一のことが起きたと思ってくれ」と言う、定型的で当たり障りのないものだった。
≪自殺説を否定する監督仲間≫
・大島渚「あいつは、自殺するような男じゃない」
・レタリングのプロの伊丹は「人並み外れて書き言葉」にこだわる性格だった。それをワープロで拙速に済ませるなど、「異常事態」が起きていたのだろう。
≪「ミンボーの女」に遡る、後藤忠政の異常な執念≫
「ミンボーの女」で、民事に介入し「暴力」で金を巻き上げる、「ヤクザ」の実態を明らかにし。観衆を喝采させた。
それ以前の「ヤクザ映画」は、高倉健や鶴田浩二らの演ずる「任侠道」で強きをくじき、弱きを助けるヒーロー像だった。
しかし、いわゆる「東映ヤクザ路線」は、実際の「広域暴力団」の市民を食い物にする「しのぎ」と違い「空想のヒーロー」に過ぎなかった。
伊丹は、「ヤクザ」の世界と習性をありのままに描き、ヤクザの脅しに屈せず、勇気を持って立ち上がろうと呼び掛けて、あの映画は、高い評価を得た。
★自分たちのやっている「せこい犯罪行為」を正確に描写された後藤は激怒した。
人間は、「事実を突き付けられると激怒」するものである。
そのご、後藤は配下を駆使して、伊丹を襲撃する。伊丹は顔や数か所を斬られたが一命を取り留めた。
その時の様子を後藤は自著「憚りながら」でこう述べている。
「顔を斬るのは、重くても「傷害」で済むから刑期が短いんだ。「殺意」は認定されないし。ガハハハ」
呆れた男である。結局、ミンボーの女こそ「後藤忠政を正確にカリカチュアライズ(戯画化)」した名作映画だったのである。
執念深い後藤の嫌がらせは続く、1993年5月には自称右翼の男が『大病人』公開中の映画館のスクリーンを切り裂く事件が起こる。
この自称右翼とは、間違いなく後藤組組員だろう。
≪後藤組の経済力と殺傷力≫
★後藤忠政は有名な「プチエンジェル」も仕切っている。事件が発覚するきっかけとなった、全裸で泣きながら逃げてきた女子小学生達は
そのご、消息不明となっている。また、「プチエンジェル」を取材するライターは、今まで全て自殺に見せかけた不審死をする。
それゆえ、「プチエンジェル」ものはライターの間でタブーとなっている。
顧客に馬鹿皇族、高円宮憲仁が居たくらいだから、「利用料」から生じる収益は莫大な金額なのだろう。
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ワープロで遺書を打ち終わった、伊丹は後藤組員に、頭にピストルを突き付けられ、ヘネシーを一瓶、一気飲みさせられ、
サーフボードの収容袋に入らされ、組員5,6人は袋を担いで、マンションの屋上まで駆け上る。
屋上で、袋から出された伊丹は、屋上の柵の外に立たされ、両手を後ろに引っ張られ、一人の組員は後頭部にピストルを押し付ける。
体力の尽きた伊丹は路上に転落する。
組員たちはサーフボードの袋を抱え、住人に見られないように、非常階段を駆け下りて、車で現場を去る。
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路上の死体が発見された時、メディアは一斉に「不倫に悩んだ末の自殺」と報じた。
あの、ねちこい写真誌ですら、突っ込みが浅かった。事件の背後関係を知っていて敢えて書かなかったのか?
創価学会や、後藤組からの脅しがあって書けなかったかいずれだろう。
以上
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